学芸にゃーど。

BighistoryやSapience的考察からヒト、科学、学習、言語、芸術、心、脳にゃどあれこれ思考する"更新型"メモノートです📖 よって、グルーミング用の旬な時事ネタはないです…か?

【🐶比較認知科学 犬編🐩】戌年U^ェ^U イヌ目線から始めませんか1

 ‟戌年” ということで、敢えてヒト以外目線で行きたいので新年(ヒト以外は概念的認識なし)のあいさつはほどほどで”イヌ目線で”行きましょう❢ 


もし初夢を犬の世界から見るとどうなるんでしょうか?


    



           ヒトの見え方(左)      犬(右)はこんな感じです⇩


あっ色がない。。。そうなんです犬はご存じの通り臭覚(ヒトの100万倍)や聴覚(超音波まで)はスーパーなんですが、そのトレードオフ(引き換え)として目はあまりよくない
のです。R G Bといわれる、青を区別できないのです。すべてがモノクロのように ぼやーっと見えています。※ヒトと同じように見える種(グレーハウンドなど)も中にはいます。


いつもの如くちょっと脱線(;'∀')
実はヒトの先輩たちも夜行性時代はRGBは不要だったのです


ちなみに恐竜の陰で虎視眈々と暮らしていた我々の大大大。。。。先祖(5500万代前のおじい/おばあさん?)はこちら⇩

ビッグヒストリー2.5 話題になるだ~いぶ前にザックリ独自に作成してみた - 学芸なーど。


さて、昼間の世界を支配していた恐竜の絶滅後に初めて日中に活動する哺乳類が登場し、葉と熟した果実を見分けるためRGBの3色に発達したようです。
詳細はナショジオから引用⇩
「霊長類は、失った緑のオプシン( 視物質タンパク質 )を、赤のオプシンを変異させることで、また、青のオプシンは、紫外線オプシンを青方面にスライドすることで、RGBの色空間を得た。その背景には、霊長類が暮らしていた森の環境があるのではないか、と考えられている。」⇒詳細は 
第4回 なぜ霊長類はまた3色型色覚を獲得したのか | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
最近見つかった地球型惑星TRAPPIST-1にもし生命が存在するなら目は赤に特化したものになるそうです。太陽に相当する恒星が赤色矮星であるためらしいです、地球上では太陽のおかげで黄色認識特化だそうです。←ここは違ってたらご指摘願いますm(--)m



話し戻って、視野全体としてはヒトよりかなり広い んです⇩
写真中央のハッキリした部分は立体的に捉えれる範囲です。ヒトが140度に対して犬は
30~60度ですので獲物を捕らえるには十分ですが、立体視範囲が狭いため距離感は良くない ようです。

近眼気味の犬の視覚を補うのは画像認識能力です👀
ヒトは1秒で20の像を見分けているそうですが、犬は1秒で50もの像を見分けれる ようです。ちょっとでも動くものがあれば何百メートル先でも気づきます🐶


※我々は写真のように映った映像(ひっくり返った)を精度のよいパラパラ漫画のように脳内で再合成して認識しています。因みに映画を"motion picture「動きのある画」"と表示するのをご覧になった方も多いと思います。視覚については又書きます(*´∀`*)


こんな景色の初夢見た方いますか???


おまけでカメレオンは⇩



予想通り?!(;'∀') 


これは私はすぐ酔うタイプなので厳しいですね(;'∀')
ネコ、カタツムリ、牛、馬、蜂はまた機会があれば👀




じゃあヒトは皆同じか???


予告編
右と左のサークルからそれぞれ違う色を1つ選んでください。


右はすぐわかるヒトが多いと予測しますが、左は「えっ全部同じじゃないの??」と
なるヒトが多いんじゃないかと思います。


逆になるあるヒトの集団がいるんです、やっと書いた('◇')ゞ


まとめ


ヒトの見ている(映っている)世界はあくまで
ヒトの見方(見え方)


私の見ている(映っている)世界はあくまで
私の見方(見え方)


どうしてもヒトは他者も同じように見ていて欲しい、考えて欲しいと思う性質があります。「ヒトの心を読む」は世界中の研究者の最前線のテーマでもあります。他者の見方や考えがあっていたら嬉しいですがそうじゃないことのほうが多いですね(´;ω;`)
たまにはカメレオンとは言いませんがイヌ目線になってみるのも良いかも知れませんよU^ェ^U



参考文献
 仕掛絵本図鑑 動物の見ている世界  ギヨーム・デュプラ (著)

ギフトにもお勧めです(^^♪


この瞬間⇓にゃーどはまさかの夜勤中⇓💦2018/Dec/31・23:59:59

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