学芸にゃーど。

BighistoryやSapience的考察からヒト、科学、学習、言語、芸術、心、脳にゃどあれこれ思考する"更新型"メモノートです📖 よって、グルーミング用の旬な時事ネタはないです…か?

【『第三のチンパンジー🐵』の著者とヒト科研究の巨人達】ダイアモンド博士の“ヒトの秘密”①『チンパンジーからヒトへ1.6%のドラマ』 ETV連動企画① + 文法部分プチ更新(o^―^o)

Pulitzer Prize-winning author Jared Diamond looks to evolution for clues to the big questions of our era.

サピエンスの著書(私も^_^)をはじめ様々な知の巨人すら引用するジャレド ダイアモンド博士(進化生物学者、生理学者、生物地理学者、ノンフィクション作家)の番組がNHKで帯で始まりました😆毎週金曜日夜10:00〜
http://www4.nhk.or.jp/diamond-hakushi/
かなりテンション上がります🙌某学会で彼こそ時期ノーベル賞候補だとぶちまけたばかり^^;NHKの回し者じゃないですが、ヒトについて地球🌏規模で一番わかってる人物のひとりなため当ブログでも多々引用すると思います💦


下📗🍜📘の写真は私の外出三種の神器⁉!

左がそのダイアモンド博士の日本題『第三のチンパンジー』の原書、真ん中は絶品かき揚げ蕎麦(笑)右はダンバー数【ヒトの集団サイズは150人でそれ以上がまとまるにはサピエンス調でいうフィクションが必要といった感じ】で知られるロビンダンバー博士(人類学者、進化生物学者、心理学者)の日本題『人類進化の謎を解き明かす』の原書です。よく持ち歩くどうやっも追いつけないであろう双璧👬の2冊です📖
又二人についても書かねば、いやもっと読み込まねば…が正しいかな💦


さて、ダイアモンド博士は現生の部族や霊長類から人類進化のヒントを得るがダンバー博士は絶滅した人類の化石などからの徹底検証と統計分析からヒントを得るという対比が興味深いのですが⚠その対比は二人の文法使用傾向にも反映されていました⇒ってことを私は言語系学会で発表の素材に使いました。⏬


ダイアモンド博士は仮定法過去(空想イメージ)を多用
例えば、野生のチンプが日の大半を食料調達、生き残り、ライバルグループとの闘争に費している現実を受けて⇩目の前のチンプを見ながら想定
"if wild chimps had more leisure time plus the means to manufacture paints,they would be painting." 【The Third Chmpnazee p179より】
「野生のチンパンジーにもっと余暇が出来て画材などがあるなら、何かずっと描いていることでしょう


ダンバー博士は仮定法過去完了(あのとき空想イメージ)を多用
例えば、ネアンデルタール人ののコラーゲン中の窒素炭素同位体分析を受けて
目の前にない25万年ほど前の地上の哺乳類狩りの場面を想定して⇩
"…heavy spears would most likely have been used in confrontational ambush hunting..."
【Human Evolution p197より】
「…重めの槍が待ち伏せハンティングで使われたでしょう
"...fire might have evolved early enough that Homo ergaster/erectus could have used it for cooking."【Human Evolution p163より】
ひよっとしたら火の使用が相当早くから発達したかも知れません、だからホモエルガスターやホモエレクトスはそれを料理に使うことが出来た可能性があります。」


プチ文法講座:
"現在形⇒現実形" 、 "過去形⇒非現実形"と捉えると「仮定法」とかいういまわしい50年前に文法学者が広めた用語で???となる必要はありません!文法があって表現があるでなく言いたいことがあって、そこにその話者共通の文法が乗っかってくるのです!現実から離れると過去形を使うのはどの言語でもよくあることです。
日本語でも「明日さあ雪が降っらぁ~」と勝手に過去形を用います(o^―^o)
「降れば」のように現実的に断定でるケースは少ないし、断定すれば反論もおまけでついてくるため、ヒトは極力損失回避する生物なためこのように過去形で緩めるのです。”英語話話者は皆ゴリゴリ断定的”は違います。ただしもうお分かりと思いますが論文などは非現実形連発では読んでもらえませんので(;'∀')
※要望あればこのコーナーも独立展開します(⌒∇⌒)


さらなる文法的考察などの続きは「ダイアモンド博士の“ヒトの秘密”シリーズ 第2回目」の記事へGO⇒ただいま調整中(;'∀')


2018_1_5 視聴後所感📺
やはり30分だから仕方ないか…もっとチンパンジーとヒトとの徹底比較【それは以下の松沢教授の動画で🐵】あるかと思いましたが…
ヒトとチンパンジー1.6%の違い真相は⇒
http://gigazine.net/news/20150721-human-not-99percent-chimp/
そこを突き詰めるのは博士のビッグな趣旨とは又違うから、でも大躍進Great Leap Forwardの木の幹の部分はあったから全く始めての方には良かったと思います。それより、教育方法の視点で観る方が優れていました。ワンウェイの知識提供型でなく、まず学生からエリシットする(引き出す)のが素晴らしい🌸演出ではないと思います。
日本の先生方にはそこを見て頂きたい☀



2018_1_4 21:00私的所感追加🔻
…しかしダイアモンド氏は金曜日ゴールデン時間帯📺で霊長類のキング松沢教授は週末のまだ皆起きてない早朝時間帯でしかもラジオ📻やはり一般書籍売り上げの差か😂さすがわかりやすいNHK😎
ダイアモンド氏の話は『お〜』ってなるだろけど、松沢哲郎教授の語り口の方が日本人には伝わると思うな〜あとあのリアル遠吠え(京大寄ったときチンパンジー飼育してると勘違いした🐵)も📺でさんまの引き笑いと対決して欲しい😁 動画では遠吠えされてませんが内容がコンパクトで素晴らしいです。平易な英語で話されてますので是非👀

Imagination: Human mind viewed from chimpanzee mind: Tetsuro Matsuzawa at TEDxYouth@Kyoto 2013


2018_1_7@霊長研 記憶力課題🖕に集中するチンプ🐒を覗き込むといきなり鋭い掌底パンチ👊が眼前に😨『バギーン⚡』硝子越しでしたが、興味本位の顔を見透かされたんだろな〜😣正に洗礼を受けたようでした

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