学芸にゃーど。

BighistoryやSapience的考察からヒト、科学、学習、言語、芸術、心、脳にゃどあれこれ思考する"更新型"メモノートです📖 よって、グルーミング用の旬な時事ネタはないです…か?

【思考は現実化するか?】トップアスリートのイメージトレーニング方法って? 内村光良「イッテQ!」で跳馬に挑戦所感追加

『思考は現実化する』
…といった著書や名言?がちまたに溢れていますが何か科学的根拠はあるのでしょうか?


実は今回の内容はある実業団のコーチからの質問をメールで受けてにゃーどが内容をまとめていたら突如blockされた(より多くの選手の可能性を広げる科学アプローチより、たったひとりの世界のメダリストのヒューリスティックな経験値の方が大事らしい⇒まあわからんでもにゃいが🙀)ため、それなら切り替えてもっと多くのヒトで共有しようということでここに書きました😹


さて本題に戻りますか😺↓
ある興味深い実験があります。
ギブスで腕を固定した2つのグループの実験です。腕を固定されたままである運動についてイメージし続けるグループ、もう一つはイメージをしないグループ。
以下は結果の抜粋です『4週間後、ギプスで固定された15人の被験者たちの筋力は45%も低下してしまったのに対し、固定されながらもイメージトレーニングをした14人の筋力の低下は23%にとどまった。これは筋肉を使う場面を想像をしただけで、筋力の低下を約50%も予防できたことを示唆している。』関連記事をリンクします↓

この実験にみられるように実際の行動を具体的に脳内でリハーサルすればそれに伴う神経回路が実際の運動と同じように活発になることが確認されています。


イメージトレーニングの観点からいうと練習中(試合)呼吸や心拍数から体に感じる圧や感情まで完全に一致させるよう持ち込むことです。体操で言えば鉄棒を握る1cm手前までは練習場も試合会場もメンタルイメージしている時も全てシンクロさせることです。


つまり『思考は現実化する』とかよく言われますが、スポーツの現場であれ普段の生活であれ脳内で具体的に思い描けば描く程ゴールへ向う計画書が作成されていくといった感じでしょうか。


スポーツ現場の文脈に当てはめて注意することは主観イメージ】と【客観イメージを区別して自分が(又は指導する選手)どちらに向いているか見極めることです。


主観イメージはこの実験にあるように実際に自分がバーチャル体験している状態。


客観イメージは自分が外から全体像をみている状態(ビデオで模範選手をみているような)。


でも客観イメージで成功する(うまく真似れる)タイプは天才型に限られるため、あまりいないように思います。例えば中学始めにも関わらずバルセロナ五輪体操でメダル取った知り合いの先生がいますが彼はスポーツ技術書にある写真見ただけで鉄棒の離れ技が出来たと言います。通常は体操始めて早くて5,6年はかかります。


内村選手はよくオモチャの人形で技のイメージトレーニングを行います⇒客観イメージ


白井選手は試合で見た他の選手の技が次の日にはできてしまう⇒客観イメージ


これらは天才型に限定される客観イメージによる技能習得方法です。この方法が汎用的であるならサッカーファンは皆Jリーグに入団できますね😀


でもそうでない選手は『体験』するのが一番です。体操の例ばかりで申し訳ないのですが伸身2回宙返りという降り技がありまして、わたくしにゃーども苦労した💦のですが⇒


良い主観イメージを植え付けるのが上手いアメリカ人コーチの伸身2回宙返りへの疑似『体験』コーチング動画です。箱にくるっと後ろ回りで輪っかを持ったまま乗らせてそこからバク宙させる。

負荷を低くした似た動きをすることで主観イメージを補強していきます。そしてそのまま実際の器具を使ってターゲットの伸身2回宙返りをする(正確には自動的に出来る)と簡単に出来てしまいます。こんなコーチが日本にも溢れたら内村選手や白井選手の増産は確実です!しかし現状日本に溢れている指導法は『見て覚えろ!』です😟つまり天才しか出来ない客観イメージによる習得方法です😔


さて、このコーチング過程ではいろいろ考えたり複雑な又は長い文章化された声掛けは禁物です。自動化された運動は主に小脳で処理されるためデュアルタスク(一度に二つのことをする)はまあ可能ですが、例えば自転車乗りながら今日の料理のプランニングをする。初めて覚える技やまだ定着してない技の練習時に思考(言語化、文字化)させる(する)と大脳で言語ネットワークが働き出し運動習得を阻害します⚠文章によるフィードバックは練習後が良いと思います。


トピックの『思考は現実化する』に戻ると脳内の運動野への出力がほぼ完了している状態(イラストの5-7の実際動く寸前まで)をいつでもどこにいても出来るかが大切になります。

https://www.js-brain.comより拝借


このイメージ方法はミッドアルファ波と呼ばれる脳波が出てるときが良いイメージを植え付けるの良い時と言われます。例えば電車でウトウト仕掛けてる時😪とかです。
【😴デフォルトモード😪とひらめき💡】NHK 神秘の巨大ネットワーク5▽“脳”ひらめきと記憶の正体 放送直後放射状メモ 画像追加 - 学芸にゃーど。

nouhasokutei.jp/alphatec4s.htmlより拝借m(--)m
【😴デフォルトモード😪と脳波♨️】ぼ~っとあれこれ が実はいい!? - 学芸にゃーど。


そろそろにゃーども眠くなってきました😴



Sep/1/0:45追記
新体操日本代表フェアリージャパンを世界のメダルへ導いたメンタルサポーターかつマジシャンの志村祥瑚さん⇒今目の前にあることに集中(focus)させる⇒言語ネットワークを働かし過ぎない❢ 野生本来のパフォーマンスがよみがえる❕


7・28 4:14追加
日曜日の【内村光良「イッテQ!」で跳馬に挑戦、金メダリストの指導で大技成功なるか】うっちゃんの頑張りと最後何とかひねったのはよかったけど、プロセスでの認知負荷の高いことが重なりすぎて厳しかったですね~ 跳馬の転回飛び+1回ひねりをトランポリンに移行して全日本監督は指導しましたが、新たな認知負荷であるトランポリンをどう飛ぶ(軸を作るのが大変)という課題が更に上積されて習得を困難にしていたように思えます。楽にするならほぼ何も考えずに(自動的に)できること+1回ひねり例えば、床で前回り(できれば屈身)して顔が天井に来た時に肩をひねる側に倒してごろ~んと捻れば跳馬の転回から捻る感覚と近いので転回の認知負荷を減らして体験的に転回1回ひねりを主観イメージとして取り込むことが容易にできたかもしれません(⌒∇⌒)

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