学芸にゃーど。

BighistoryやSapience的考察からヒト、科学、学習、言語、芸術、心、脳にゃどあれこれ思考する"更新型"メモノートです📖 よって、グルーミング用の旬な時事ネタはないです…か?

奇跡の星「呼吸する惑星」②:One Strange Rock🌎

この回ではETV前後編と原版からの再現やプチ翻訳も混ぜて、豆英語解説なども入れ~のでお届けします。


まずはW.スミスのセリフから
“We think we know our home, but once you've seen it from space it hits you...”
『自分の家(地球)のことはわかっていますが、一旦宇宙から見るとハッとしますよ、そりゃー』
※“hit you” は“make you suddenly realize the importance of something”“ハッとある事実の重大性に気づく”といった意味合いです。


ある女性の元宇宙飛行士の地球を外から初めてみた時の回想です。
“Just like I lived my whole live in a semi dark room and somebody flipped on the lights.”
『薄暗い暗室にずっと住んでいた自分に誰かが照明を当てた、そんな感じがしたわ。』


W.スミスのセリフです
“Every time I breathe in, oxygen-rich air mixes with the food I've eaten and creates energy.”
『呼吸するごとに酸素に満ちた空気が食べたものと混ざってエネルギーを作り出すんです。』
“ Power that enables larger, more complex creatures to exist.”
『より大きく複雑な生き物が存在することを可能にするパワーを作るんです。』
“Our planet is literally bursting with life,
so how on earth is there enough
oxygen for everyone? ”
『我々のこの惑星は文字通り生命に満ち溢れています。
なら、この皆に行き渡る十分な酸素って一体どうやって?』


当たり前ですがこの酸素がないと地球上の生命の大半は死に絶えてしまいます。この当たり前をこの番組では素晴らしい出演者と演出で掘り下げています。


にゃーど的前半では酸素の生成に関わる4つのものについてまとめます。


その酸素の生成に関わる4つのものとは:
Giant dust storms, tiny snowflakes, flying rivers; and the most important living thing you've never heard of.”
砂嵐(砂塵嵐)小さなスノーフレーク(雪片),、空飛ぶ河川それに恐らく聞いたことのない人の多い重要なものです。』


非常にいい味を出している元宇宙飛行士クリスのセリフ
“Every year about 27 million tons of that African dust drops out of the sky into the Amazon Basin. And it turns out, it's the perfect fertilizer.”
『毎年、おおよそ2,700万トンのアフリカからの塵が空からアマゾン盆地に落下しているのです、それが完璧な栄養物となるのです。』


塩分やミネラルを含んだサハラ砂漠の砂の一部がアマゾンに栄養を運んでくるということです。このことはNASAの人工衛星の追跡により確認されています。


“And as they grow, the plants and the trees turn carbon dioxide into oxygen.”
『そのおかげで皆さんご存じのように木々や植物は二酸化炭素を酸素に変換することが出来るということです。』
“One single tree can produce enough oxygen to support two people.”
『一本の樹木で2人分の酸素を産み出すことが出来るのです。』


“And the Amazon Rainforest...Is ten times the size of Texas, producing 20 times more oxygen than all the people on the surface of the Earth could consume.”
『そしてアマゾンの熱帯雨林は…テキサス州の10倍の広さなのですが地球上の全人口が消費する20倍もの酸素を産み出すのです。』
※テキサス州が日本の約1.8倍だそうですので、アマゾンの熱帯雨林は日本が18個入るぐらいの大きさですにゃ~('◇')ゞ


“But there are parts of the world that you almost never get a good picture of. One of those is the Amazon Basin.”
元宇宙飛行士クリスがどうしても上手く宇宙から写真を取れない場所がありました。アマゾン盆地がその一つです。下図のグリーンのAMZON RAINFOREST部分です。


アマゾン熱帯雨林の土壌から吸収された水分は砂と風で混ざり合わさって強力な空中の川“A flying river空飛ぶ河川”へと変貌するのです。これがあるための写真が綺麗に取れないのです。
クリスのセリフです
“This river of cloud flows across South America, obscuring everything beneath it...”
『この雲の川は南アフリカから横断して飛んでくるのです。だから真下にあるものすべてをぼやかすのですが。』
“Until it runs into a brick wall. 5,500 miles long and up to 4 miles high. ”

『全長5,500マイル(約8851km)で標高4マイル(約6.4km)のブロックの壁にぶつかるまでのことですが。』


含蓄のあるトーンかつドヤ顔でクリスは言います
The Andes.”
『もちろんアンデス山脈のことです。』
※あ~あのアンデスのあれね(山脈)の自動的に共通認識される冠詞“the”です(=^・^=)
上イラストではAndes Mountainsとあります。
“The clouds condense into raindrops, which then race down the slopes and flow directly back into the Amazon Basin...”
『この雲は雨粒へと凝縮されて、アマゾン盆地へと流れ落ちます。』


“Eroding the rock and turning it into sediment...”
『それで岩を侵食して堆積物になり、栄養物として海へ放出されるまで待つのです。』
※sediment⇒solid substances that settle at the bottom of a liquidつまり堆積物のことですにゃ~
※Eroding ~and turning~の部分は学校では分詞構文とかで習いますが、英語は右へ右へと補足をどんどん足していく言語なのでThe cloudsのする動作がerodeとturn の-ing形(in the middle of=~している最中)で続くだけのことですにゃ(=^・・^=)


さて恐らく聞いたことのない人の多い重要なもの(the most important living thing you've never heard of)の登場です!


ヒトの髪の1/4の薄さの珪藻(ケイソウDI-a-tom)です。

What are Diatoms? 英語ですが絵も多いのでわかりやすいです(=^・^=)


クリスの解説が続きます。
しかしこんな理科の先生がいたらにゃ~ ギターで宇宙を奏でる場面もありました。なんとなく理系の人は楽器演奏できる人多い気がします。高校生物出演の遺伝学研究者もそうだし、にゃーど知り合いの霊長類学者もミュージシャンだし( ゚д゚)ウム 脳科学的に又調べたくなりますにゃ~


Diatoms are the secret to the Earth's oxygen supply.”
『珪藻は地球の酸素供給の秘密を握っています。』
“Their population doubles every day... And they begin to photosynthesize... Each one starting to produce oxygen.”
『一日で二倍に細胞分裂して、光合成をして、それぞれが酸素を生成し始めます。』
Diatoms are the secret to the Earth's oxygen supply.”
『珪藻は地球上の酸素供給における秘密そのものなんです。』


宇宙飛行士は口をそろえて言います。
“Looking at the oceans from space, sometimes you see a local area that's an entirely different color.”
珪藻は光を様々に反射するために宇宙からは様々な色の海がみられるのです。でもそれが我々の命を支えているのですよ。』⇊はカラフルな珪藻コレクション?

クリスのセリフです
“ I spent 166 days off the world.”
『166日も宇宙で休暇を過ごしましたけどね。』
※ days offは休暇なので地球から脱出して現世?から離れたことをちょっとジョークぽく言っています。


“Earth is definitely the Blue Planet.And pretty much everywhere that there's water, there's diatoms. There are trillions of them in every ocean, and they can't all rely on flying rivers. ”
『『地球はホントに青い惑星なんです。』
『それはどこにいても水があって、珪藻もいるからなのですが。』
『それぞれの海には何兆という珪藻がいるのですが、それがすべて空飛ぶ川をあてにすることはできません。』
So diatoms around the world have to get their nutrients in different ways. Some about as far away from tropical rain forests as you can get.
熱帯雨林以外の地域の珪藻も栄養をどこかで摂取せねばなりません。それは例えば氷河から栄養を摂取することもあるのです。


TVではノルウェーのスバールバル諸島氷河が崩れ落ちる場面がありました。
珪藻のディナータイム(Diatom dinner time.)です。
大量の栄養(tons and tons of nutrients)が海に放出される瞬間です。

Boom! Sparking a feeding frenzy and a population explosion.
珪藻が食事に殺到するために爆発的に又数が増えるのです。
※a feeding frenzy⇒an occasion when a lot of wild animals, especially sharks, eat something in a very excited way:サメがえさに一気に食いつくあのイメージの表現です


But then, just as quickly as it started, dinner time is over.
すぐにディナータイムは終わるのです。
The glaciers come to a grinding halt and lie dormant, sometimes for decades. 
この氷河はそのあと徐々に時として何十年も休止状態つまり崩れないからです。
※ come to a grinding halt⇒stop gradually つまり徐々に停滞するといった意味です


W.スミスのセリフがBoom becomes bust.”と結びます。
「急成長から急停滞へ」といった意味ですが経済用語で“boom”は急成長(a sudden increase)、“bust”は破綻や不況(failure o depression)を表す単語です。は破裂音なので「」に関わる単語も多いですね⇒にゃーどの最大関心事に一つスペリング起源論的には!?しかも若干Bで韻を踏んでいますにゃ~


酸素の生成に関わる4つのもの小さなスノーフレーク(雪片tiny snowflakes)とは
W.スミスの声です
Diatoms are important not just because of what they do when they're alive, but also what they do once they're dead.”
珪藻は生きている時だけが貴重であるだけでなく死んでからも重要なのです。』
小さなスノーフレーク(雪片tiny snowflakes)とは珪藻たちの死骸のことなのです。。。


栄養分がなくなった珪藻の大半は死んで海底へと沈みます。


元宇宙飛行士クリスのセリフです
“Where they carpet it in a layer half a mile thick. We call it 'marine snow', and that's exactly what it looks like. Snowflakes.”
『死んだ珪藻は厚さ800m程の海底カーペットになり、マリンスノーと呼ばれます。それがホントにスノーフレイク(雪片)のようなんです。』
※1mile = 1.6kmだからその半分で800mぐらい  下はスノーフレークのイメージ写真⇊

“But unlike snowflakes, they never melt and over millions of years the sea beds rise...”
『でもスノーフレイク(雪片)と違って、溶けることはないですしこの海底は何百万年もあり続けます。』
“The ocean levels fall and the ocean floor becomes a salty desert.”
『海面が下がるとこの海底は塩分を含んだ砂漠と化します。』
“The desert that blows all the way to the Amazon...”
その砂漠とはあのアマゾンまで遥々吹いていく砂漠のことです。』


“That was once a sea bed. And the dust that makes the rainforest grow? ”
『海の底にあったものが砂塵となって熱帯雨林を育てるんですよ。』
Diatom shells.”
珪藻亡骸がですよ。』
“It just goes to show how incredibly interlinked everything is.”
『信じられないくらい全てが相互的に繋がっていることを見せつけられている感じですよ、ホントに。』


ここでまたBig Historyの概念と繋がる思いですにゃ。ダビンチの言葉を借りればeverything connects to everything else『全てものは繋がる。』ですねつまり何一つ(Big Bangから)途切れているものはない、(少なくとも5回目大絶滅以降は)でないとこの文章も存在しないし読んでる人も存在しないわけですにゃ~


元宇宙飛行士Maeのセリフも同様に続きます。
"It's astounding how all the systems down there must work together in order for us to breathe."
『この地球上でのすべてのシステムが一緒に機能して私たちが息をすることを可能にしている、全くの驚嘆ね。』
※驚くようなに関する類語について
surprising
surprising⇒∑(o'д'o)ハッ!!
astonishing⇒ガビーン∑( ̄Д ̄;)つまりvery surprising
astounding⇒ドッヒャ―――∑(゚◇゚ノ)ノ―――!!
つまりvery surprising+shockingな感じだにゃ(=^・・^=)


③へ続く。。。恐らく💦


参考記事:

×

非ログインユーザーとして返信する