学芸にゃーど。

BighistoryやSapience的考察からヒト、科学、学習、言語、芸術、心、脳にゃどあれこれ思考する"更新型"メモノートです📖 よって、グルーミング用の旬な時事ネタはないです…か?

【愛情と信頼のホルモン“オキシトシン”】と「よ~しよし」の科学SP  追加リンク⇒あの動物番組の真実

たまたまやってた『ムツゴロウのゆかいな動物図鑑「よ~しよし」の科学SP』というのを
2時間も視聴して放射メモも作ってしまいました。民放はほぼ見ないのですが、こういうタイトルだとつい視てまいますね💦

しかし、ムツゴロウさんがまだ存命だったのも驚きました(ノ・ω・)ノオオオォォォ-

普通じゃヒトの手に負えないライオンやチンパンジーから、幻過ぎるアニマル達でも少々傍から見たらコテンパンにやられているように見えてもおだやかーによ~しよし、いい子だぁ~をひたすら繰り返しながらアニマルが警戒心をといて舐めてくる(Licking)までまちます。我々がマスコミで目にするチンパンジーは大抵子供なのでかわいい上に更に擬人化するため衣装を着せられかわいいマックスのイメージが残っている参考緊急追加)と思いますが、大人は凶暴ヒトの腕力の5倍はあるといわれます。私も霊長類研究所で初めてガラス越しでしたが目を合わせに行った途端強烈な裏拳が飛んできて、ガラス越しながらひっくり返りそうになったのが記憶に新しいです💦関連記事⇩

ムツゴロウさんが手懐けたの⇩写真のチンプもラグビー選手も吹っ飛ばして足の一部を噛みちぎった経歴をもつそうです(||゚Д゚)ヒィィィ(゚Д゚||);


ここで科学とあるのは『よ~しよし、いい子だぁ~』と神経ホルモン物質オキシトシンとの相関です。番組ではその裏付けはされていませんでしたが、そのムツゴロウさんの話し方が持つ音の波(Intonation Contour:イントネーションコンツアーと音声学では言われるピッチ、トーン、ストレスを含む音素、単語、フレーズが持つイントネーションのウェイブ)がアニマルの脳深部にある感情や記憶を司る部分(大脳辺縁系)にうったえるのだと推測できます。ムツゴロウさんが『ここで(アニマル世界)は金も、地位も、名誉も何の役にも立たない』、『経験と情熱と魂だけが使えるんだと言っていたのが印象的でした。生後間もないヒトの赤ちゃんも言語理解(後々発達するヒト人類に新しい大脳新皮質で処理)はできませんので、頼りはムツゴロウさんが語った後者のセリフ部分です。母親の声のピッチ、トーン、ストレスで大事にされているか頼りにできる個体なのかアニマル的に判断します。


さてこのムツゴロウさんが発する優しい穏やかな音の側面からある神経ホルモンが放出されます。巷で話題の?オキシトシンです。古坂大魔王はLOVEちゃんとか言ってたような。脳下垂体の後部から血液中に2種類のホルモンが放出されます。因みに前部からは成長ホルモンを放出。その1つはバソプレシン(Vasopressin)といわれ腎臓を刺激し尿から水分を再吸収させます。例えばイヌの場合これが血中に増えると飛びかかろうとしたり、吠え立てたりする回数が増え攻撃的になったという結果が最近のデータでも上がっています。参考文献⇩【動画】攻撃的な犬はホルモンに違い、改善に光 | ナショナルジオグラフィック日本版サイトそしてもう一つがオキシトシン(Oxytocin)で子宮収縮をもたらしたり母乳を出す乳腺を刺激したりします。[心の神経生理学入門(新曜社)p.62より] 授乳中の親はヒトだけに限らず眠くなるようですが、その一因がオキシトシンによるリラックス効果といえます。では男性がこのホルモンを出すにはどうしたらよいのでしょうか。それが今回のカギであるよ~しよし、いい子だぁ~です。
どんな相手であっても穏やかにやさしい音の波を使って繰り返しているとその発言している本人とそれに接している相手にもオキシトシンがだんだん放出されバソプレシンは抑えられます。ムツゴロウさんはヒトの教育現場での事例も語ってました。ある荒れた学校で教員とも対立(そういう時あったな~)ばかりしていた生徒たちに対し言語(新しい脳)で接するのではなく、毎朝全生徒と握手する(古くからアニマル全般にある脳の深部にうったえるふれあい )ことだけ実施したそうです。するとその学校からバイオレンスな局面はなくなったということです。


Neo Cortex(大脳新皮質言語、計算、分析などに関与する新しい脳)⇒白い表層部分
Limbic Cortex(大脳辺縁系:感情、記憶、注意などに関与するアニマルにも共通の古い脳)


上の黒い部分が大脳辺縁系でヒト⇒サル⇒ネコ⇒ラットと遡っても(相対的)大きさは
変わらない!!!!生物的垣根を超えてムツゴロウさん的コミュニケーションを図るには
この部分にうったえることでしかない❣ラットからネコ⇒サル⇒ヒトに遡るにつれ大きく
なっている部分が大脳新皮質です。ここが大きくなればなるほど複雑なプランニング(計画)やコミュニケーション(ヒトの場合言語)をとったりするようになります。裏を返せば
コミュニケーションにとって肝心な部分を覆い隠す羽目になっているともいえるでしょう❕某超大国の大統領の毎回の発言を見ればわかるように💦ヒトの特性は感情部分と裏腹なことを言語に乗せて伝えることが良くも悪くも特徴なのですが、彼はそのまま言語に乗せるのであ~なってしまうということでしょうか('◇')ゞ


ムツゴロウさんが『ここで(アニマル世界)は金も、地位も、名誉も何の役にも立たない』、『経験と情熱と魂だけが使えるんだ』と言っているようにこの全アニマル共通の言語を中心としない部分でコミュニケーションを取ることが言語コミュニケ―ション、言語コミュニケーションとか叫ばれています(発達障害ヒトは視野に入れてない発想)が、そろそろ複雑になり過ぎたヒト社会にも再度必要になってきたんじゃないかというメッセージのようにも思えました。


参考緊急追加) あの番組の真実…



参考追加:
常に良いものがずっと良いわけではないのでこういう記事も⇩

♪Too Much Love Will Kill You♪by Brain May(Queen)という曲もあるくらいですから⇩

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