学芸にゃーど。

BighistoryやSapience的考察からヒト、科学、学習、言語、芸術、心、脳にゃどあれこれ思考する"更新型"メモノートです📖 よって、グルーミング用の旬な時事ネタはないです…か?

適応力のある国民?? ~グレートジャーニー~

今日は、関野吉晴さん(探検家、医師、武蔵野美術大学教授)のグレートジャーニーより

引用中心で⇩

『人が増えたり、よそから人がやってきたら、 残るのは強い人で、弱い人が突き出されます。

弱い人はみんな、追い出されて新しい土地に行く。突き出された人の中には、滅びる人もいっぱいいたはずです。

また、弱い人が弱いままではなく、パイオニアになった人たちが新しい文化を作って、自分たちを追い出した人より強くなることがあります。その典型がイギリスと日本です。いいことか悪いことかは別にして、イギリスは世界を征服しようとしました。日本はアジアを制覇しようとしました。

イギリスの人というのは これ以上西に行けない島に追い込まれた人たちです。日本はこれ以上東に行くなら ハワイまで行くしかないような場所です。ぼくは日本という場所はほかの地域を追い出された弱い人たちが集まって、切磋琢磨して、いろんな新しい文化を作った場所なんだと思っています。たとえば縄文というのはすごい文化ですが、これも、弱い人たちが素晴らしい文化を作った例だと思います。

弱いことで突き出された人が新しい文化を作ることがある、というのは人類自体の歴史にも見ることができます。』



進化論のテーマでもよく見かける言葉にも
It is not the strongest of the species that survive, nor the most intelligent, but the one most responsive to change.
生き残るのは、最も強い種ではなく、最も利口な種でもなく、変化に最もよく対応できる種なのだ。” とあります。
 


やはり自分たちから新規のものを作るより既存のものを更に磨きをかけて世界最強になる。


現在日本とイギリスは体操団体では世界12を争う国だからこの論は納得できるなあ。


でも日本がダントツトップランナーでいるには、学業ほどほどで体育館に一日の半分以上いて10年先のことを当たり前にしている中国や筋力反応に優れた他国発信、その後それを完璧にして頂上維持するパターンでは行く行く厳しくなるかな~
 

もっと、もっと箱(簡単にいえば固定概念)の外から何をどうしたいか?といった部分から経験値的でなく人類学や生物学の最低素養の持った認知科学的アプローチのできる指導者育成が日本では最優先かもしれないですね。



2017/12/30追記随想
武井総が言うように1本の木(軸?)だけを育てる又は選手に見させることを強要するのでなく、
欧米のコーチングのように例え五輪トップレベルであろうがあくまでLifeという森の中に存在する”スポーツ”の木を取り扱う姿勢をもった指導者がまだ日本には少ない。これを言いだすとまた
日本人論に行きつくので。。。まあでも欧米の連中が日本人的1本道にマインドセッティングしたら
メダルごそっと減りまっせ( ´∀` )



あ~アメリカ留学時代の体操コーチ(旧ソ連でメダリスト大量生産した人物)が私に言った『体操だけじゃないよ〇〇人生は、すばらしいこといっぱいあるんだから❢Life is Great!』のセリフ懐かしいな~
まあ私が才能ないから言ったのかもしれませんが💦



余談⇩
"Your Rings is Great つり輪は凄いけどねぇ
but you are an anti-talented gymnast."ってはっきり言われましたけど、何か?
え~っとこれは翻訳しませんm(--)m     ”anti-”は「アンチ~⇒反~」って日本語でも言いますよね( ´∀` )


何故かスポーツ内閣始まった(笑)


 
2017 12 31 0:17
皆様良いお年を🙇

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